服 部 研 究 室


1地域資料叢書の刊行

『地域資料叢書1 村人が語る17世紀の村 −岡山藩領備前国尾上村総合研究報告書−』           東 昇 1997,12,20刊

『地域資料叢書2 備後国大田庄故地調査報告書』 前原茂雄著 1998,3,27刊

『地域資料叢書3 青方文書の研究』 吉原弘道著 1999,11,20刊

『地域資料叢書4 筑前国怡土庄故地現地調査速報』 服部英雄編 1999,12,31刊

 電子図書QIR

  正誤

『地域資料叢書5 歴史史料としての戦国期城郭』 中西義昌編 2001,3,20刊

『地域資料叢書6 近代における旧藩主家文書の基礎的研究 : 「旧柳河藩主立花家文書」の検討を中心に / 内山一幸著

『地域資料叢書7 対馬トポフィリア--2003年村落調査報告書--』  本田佳奈著 2004,11刊行ISBN:493891073X

『地域資料叢書8 中世景観の復原と民衆像--史料としての地名論--』服部英雄編 2004,6刊行ISBN:4938910683

『地域資料叢書9 新・韮生槇山風土記』楠瀬慶太著  ISBN:9784903554297 2008,3刊行 

 

『地域資料叢書10 怡土・志摩の村を歩く』楠瀬慶太編  ISBN:9784903554433 :2009

『地域資料叢書11筑後国水田荘故地調査報告書・史料編』貴田潔編著 ISBN:9784905324836:2012

『地域資料叢書12八幡菖蒲革と石清水神人』竹中友里代著、2012

『地域資料叢書13筑後国水田荘故地調査報告書・地誌編・史料編補遺』貴田潔編著:東京, 海老澤衷研究室2015・03

『地域資料叢書14 大分市萩原、歴史・文化の検証』堤亮介著(2016・3)

『地域資料叢書15対馬非人等史料諸覚書』中村久子著(2016・3)

『地域資料叢書16太鼓の履歴書・太鼓胴墨書銘文資料』服部英雄編著(2018.02刊

『地域資料叢書17土佐の地名を歩く−高知県西部地区地名民俗調査報告書1』奥四万十山の暮らし調査団編(2019.6) https://www.shimanto-chimei.com/地名の図書館/奥四万十山の暮らし調査団叢書/土佐の地名を歩く/ 『地域資料叢書18 続・土佐の地名を歩く』奥四万十山の暮らし調査団編(2019.1)

https://www.shimanto-chimei.com/地名の図書館/奥四万十山の暮らし調査団叢書/続-土佐の地名を歩く/ 4、5、7〜11(ISBNの付されているもの)については同内容の普及版を花書院より刊行。

花書院は地方・小出版流通センター扱い。 書店の店頭にはありません。

書店に申し込めば、取り寄せてくれます。 直接の申し込みも可能です(092-526-0287)。

ISBNの付されていないものは、著者に直接お問い合わせください。九大図書館には架蔵されています。

地域資料叢書刊行にあたって        服部英雄

 九州大学大学院比較社会研究科は発足して4年を経過した。わが地域資料情報講座
にも日本史を専攻する大学院生が全国各地から集まってきた。研究に邁進している彼
らの研究成果は順次公表していく必要がある。しかし今日の出版事情は必ずしも良好
とはいえない。本研究科・本講座は研究の柱の一つにフィールド調査を掲げている。
したがってかれらの研究成果には公刊に当たり、多くの地図・図版を必要とするもの
もある。だがそうした出版は、なかなかに公表の機会を得られない。なぜならこうし
た経費がかかり、紙幅を多く使用する印刷は、多くの執筆者の論考を多数掲載しなけ
ればならない一般の学会誌・紀要類には適さないとされるのがふつうだからである。
そのことは、私、服部自身がしばしば経験した。そこでわが講座では、限られた予算
の範囲内からではあるが、一般の学術誌には掲載されにくい、地道だが重要な研究成
果を順次公刊していきたいと考えた。題して「地域資料叢書」。この刊行を通じて学
界に寄与することができるよう努力するつもりである。おおかたのご批判をよろしく
お願いしたい。
           (中略)
                           1997年10月10日

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