2.2 梅岩地区の調査(2)水利について
水利についての質問
Q.水田用の水はどこから得ているのか
A.サゲノカワ(堤の川)流域は、川から取水している。地区内の水田にはため池からとってはいない。松浦川流域にある水田には、クツワイデというところから水をとっていたらしい。
Q.用水は他の村と共有していたか。
A.してなかった。
Q.ポンプで取水していたそうですが、ポンプを利用する前はどうしていたのか。
A.釣瓶やバケツで井戸から汲んでいた。
Q.1994年の大旱魃の際は、どのようなことがあったか。
A.時間断水があった。昔ほど水田の量が多くなかったため、水田ではそれほど大きな被害はなさそうだった。この地域の水田の中心は、東陵中学校の南東”下の原”あたりの水田であり、そこに水を引いた。
”ナカノマ”地区に、”洗い場”と呼ばれ水のかれない場所があり、その周辺の水田は旱魃のときでも枯れることが少ない。なお、旱魃のときは、”牛洗い”と呼ばれる儀式がある。(その項参照:リンクをクリック)Q.水争いはあったか。
A.村の中ではめったになかったが、昭和43〜44年頃に、”カワニシ”(松浦川の上流の対岸の集落)と、4〜5年争った。松浦川については元々大川町側に川の権利があったが、川の水を引いていた。
以上が水利についての質問と調査結果である。