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浮嶽幸花園

9時20分学研都市駅を出て福吉へ。 浮嶽幸花園600円・まむし温泉800円、両方セット券1000円。送迎が付く から高くはない。 福吉駅にて送迎依頼の電話。乗せてくれた人は創業者のおじょうさん。 父の道楽のせいで五月連休、みなどこにも遊びに行ったことがないとい う。つつじの赤は毎日新聞に出た頃(3.4日前)が一番。日中の気温があ まり上がらなければ連休中、何とか保つといっていた。園内にはまだつぼ みの株もいくらかあった。 ツツジの手入れはたいへんだし、入場客は4月末の1週間程度しかいな い。赤いツツジはみごとで、客はみな満足して帰るだろう。

十坊山

とんぼ(十坊)山に行くつもり。登山道はないということで車道を行った。 道はものすごく東に迂回している。あとで地図を見たら少し戻ったところ から浮嶽縦走路に出る道が書いてあった。通行できるのかどうかは未確認。 10時50分に出て白木峠に11時40分。降ってきた二人連れがいた。ツツ ジ園でこちらの登山靴をみて話しかけてきた人。ゆっくりしていたじゃな いかという。そちらは車、こっちは全部歩き。かれはジュウボウサンと 思っていたと笑っていた。登っているときに七山からの正午の音が聞こえた。 頂上の岩は足場が乏しいが鎖があるから登れる。上がれば絶景。水平 線に島々が浮く。これだけの見晴台はほかに望めない。惜しむらくは虹 ノ松原が杉の頂部に隠れていること。岩のうえにすわり、つつじ園で買い求めた おはぎを食べた。 岩に上がってきた一組のカップルが、同様に感嘆の声を上げていた。 あそこに一時間もいたら喜びがいっぱい共有できる。 ただ岩の上に長くいる人はあまりいない。

まむし温泉

むかしはみな、はだし、夜もたんぼ道を歩く。 水ドロボウをしにいったり、水ドロボウから守るためだったり。 だからまむしにかまれる人がとても多かった。 かまれた人はまむし温泉に半月ほど湯治。みな温泉効果で治った。 治る体力のある人は、半月も温泉で休んでいれば治る。かまれて死ぬ人は温泉には行けない。 治るのは、あたり前でしょう。 春の陽光に露天風呂のうたせ湯も気持ちがよかった。 名湯に、ちがいないが、脱衣場にあった湯の成分表示を見ると、井戸水とあった。浴槽蛇 口で霊験あらかたな、冷たい水が飲める。 お湯自体はもちろん循環。 むかしも沸かし湯だったようだが、まむしの毒は水を飲んで少しずつ希釈して直したらし い。つまり浴用というよりは、飲用効果ということか。なるほど。 浮嶽とまむし湯(左三角屋根) お湯の成分表 帰りの送迎バスは定刻運転で出たばかり。30分あったから歩いた。途中、珍しい石の橋があった。 ふりかえればトンボ山。

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