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◎白嶽shiratake 対馬 

20130802 対馬にて2日目の会議が11時に終わり、先生方は対馬空港へ向かう。わたしは 尾上さんと天然記念物「洲藻白嶽原始林」の調査へ。白嶽(519M)は日本 人よりも韓国人登山者が多い。手前の駐車場にマイクロが1台あって、奥の駐 車場手前で下山中の韓国人の団体に出会った。登山口は標高80メートルくらい。 横の小沢に小魚の群れ。12時35分に登り始めて14時過ぎに山頂へ。途中一箇 所炭焼き窯への道に誘導されて道を失う。ロスタイム10分(岩潜りの手前)。 風がなく絞らなくとも、袖から汗がボタボタと落ちて尾上さんが驚いていた。 かなりへばる。鳥居をくぐり、やがて白嶽神社へ。そこからわずかで山頂。霧 の中、吹き上げてくる上昇気流が激しく、汗まみれのズボンがばたばた鳴った。 キスゲの花が咲いていて、上から見下ろすと、原始林に落ちていく一枚岩のそ こかしこに点々と黄色い群落。となりの岩峯にも、またとなりにも。今の時期、 滝の汗を流さなければ見られない光景。感嘆した。残念ながら浅芽湾はみえる 気配がなかったけれど、十分に満足。もし海が見えたら韓国からの登山者たち も喜ぶことだろう。白嶽神社にて般若心経読経。下山して駐車場横の不動前で、 すっぱだかになって打たせ水。これがとにかく最高だった。帰宅して白嶽神社 から持ち帰った霊験あらたかな御神酒(25年3月製造)をいただく。

キスゲ

となりの岩峯基部にもキスゲの群落

山頂は狭い

まわりに人はいなかった。こんなに楽しい水浴びはない。


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