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竜骨車見学記

2011/01/04  愛知県総合農業試験場・農業民俗館。1800点ものコレクションをもつ垂涎の収蔵庫 だが、残念ながら雨漏りのため閉館中。事前に電話してあったので、担当の方が待ってい てくださって、恐縮した。  木製のチェーン、材一本20センチを木の棒を通したクランクとして連続させる。材1 本に羽板が付く。羽板は一枚4寸ぐらい。材はくさび形だから羽板が固定位置より後ろに 動くことはない。小さなくさびで固定してあるがそれが落ちているものは前には動く。  足回しではなく手回し。下の木樋の中(プール)を上がり、ハンドルの付いた車で回転 して、上の枠のなかを戻り、ふたたび車で回転して水を揚げる。樋の中では羽板と側にす き間がある。水平に置けば水が満たされているから問題ないが、それでは揚水にならない。 斜度があっても落ちてくる上からの水も受けながら上昇、押し上げる感じか。漏れる分も 上から水が補給されて連続し、循環だから、あまり問題がなかったのかと思うが、急傾斜 になるほど効率は悪くなるだろう。何割ぐらいが揚がりきったのか、知りたい。蓋があっ たとも考えにくいし、急傾斜で長距離の揚水はむりに思われた。 たぶんピッタシにすると操作も製作もむずかしいし、寿命も短くなるのだろう。 手回しハンドル部、現状では片側を逆になかに入れ込んでいる。 寄進者千種区高柳康良 猪高町大字藤森字洞前36 収蔵年月日昭和49年4月24日 0622竜骨揚水機 明治30年頃のもの 知立方面より購入して使用したもので、当時はこれより長く20数名でかついで運んだ。 別に簡易式吸い上げ式丸胴 胴はトタン製 祖父江町桜方浅野榮一寄贈 ふりつるべ灌水桶 刈谷市小山町 近藤準治寄贈 径40センチ、 さわって持った感じ:薄くてとても軽い はたけつるべ 知多市加藤宝寄贈 愛知用水以前つるべで井戸から水を汲み上げて灌漑 模型多数。

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