上小副川(東古賀・西古賀)

西古賀

話者:納富力男(昭12) 納富和男

調査者:徳永敬助 山根典之

ヒャーマツ ウーグエ ヨシンモト(ヨリアイダナ シタノヨウエンジャラ ウエノヨウエンジャラ アメフリ ナクヤマ セメ ナガワタ マエダ アラタ フルミチザコ イワサコ オンドラノマエ クズワラ ムカイ

 

東古賀

話者:石橋太郎

調査者:徳永敬助 山根典之

地名の検出なし

 

日池

話者:畑瀬長三郎(大正3)

調査者:橋口昌彦 渡辺潤一 宮川大吾

前田メエダ 宮ノ下 新田田ニッタダ 峠の田 伊良佐古イラサゴ 山中ヤマンナカ*多くは台帳上の字名に同じ

 

大野原

話者:柴田忠次(大正15) 小副川満(昭6)

調査者:森山首往(タカズミ) 松島清一

新村(シンムラ) 大田(オオタ) ヤシキ 材木(ザイモク?)

 桃浦(モモウラ) 殿待(トノマチ) アナテ ズウメキ 赤作(アカサコ?)

 田平(チャーハラ) ホンザク マタヨンダ 前田(マエダ) ウウヒラ ツヅラグチ スズレ石 マゴクダ ツメ 中野(ナカノ) 太郎ボウ(タロウボウ) 大手口(オオテグチ) シシクイ カミイタ

黒橋(クロハシ) 殿待橋(トノマチバシ)

 

 ・ヒャーマツ…灰松が訛ってそういう読みになったのだろうという事らし

い。

 ・ウーグエ…ひどく山が崩れてきたという意味らしい。「ウー」が佐賀弁で

すごくとか多くという意味。

 ・オンドランマエ…昔の小字名。

 ・ヨリアイダナ…「寄り合い平」と書くのではないかとおっしゃっていまし

た。昔、戦争のときに佐賀と福岡からきた人がここで集合していた事から、寄

り合う場所ということでこのような地名になったのではないでしょうか。ここ

には現在桜が植えられているそうです。

 ・カマノモト…炭の窯元と言う意味ではないかということです。

 ・メクロンタイ…メクラ、今でいう盲目の人がいた辺りという意味ではない

のかということです。

            ツバキ…詳しいことはわかりませんでした。これは椿と書くそうで

す。