【杵島郡山内町立野川内、板ノ川内地区】
歴史の認識 現地調査レポート
水曜4限 服部教官
理学部生物学科2年
1sc98296 加茂 弘匡
工学部エネルギー科学科2年
1te98886 渡遵 晋作
調査結果
村の名前……板ノ川内
田畑 小字狩立、日ノ峯の内に……ダミチ
小字板ノ川内の内に……ダンバキ、アキヤマ
岩 小字板ノ川内の内に……オッコサン
お宮 小字板ノ川内の内に……コンピラサン
山 小字板ノ川内の内に……オンナコヤマ
道 小字板ノ川内の内に……ショウコダニ
各しこ名の説明、由来、補足
田畑……ダミチ
山の上の方にはたけ作業で牛などが引く車がよく通ったことからこの名前が付いた。
岩……オッコサン
カエルの形をした直径4メートルぐらいの岩があった。病気を治すためにその岩を触ったりしていた。現在は道路整備のためにどこかに移動されたか壊されたかわからないが、その姿はない。
お宮……コンピラサン
山の上にむかしお宮があった。現在は道があるだけ。
道……ショウコダニ
有田の方へ行くときに昔よく利用した山越えの道
調査の経緯
手紙を出して訪問するはずだった樋渡博美さんのお宅が当日出かけるとのことで、周辺の家を訪問することとなった。板ノ川内にある13軒の家の内、在宅していた7軒の家の人に話を聞くことができたが、板ノ川内で田を保有しているのは樋渡博美さんだけであった。田のことについては皆口を揃えて「樋渡さんに聞きな」と言われてばかりでした。(板ノ川内は焼き物が盛んで農業を行っている人はごく少なかったようです)実際、板ノ川内で田んぼがあったのは樋渡さんの家の前ぐらいで、あとの空き地は「焼き物の捨て場」であったそうです。
他の人は「そういうキの名前の沢山あったねえ、でも忘れてしもうたよ」と言う事からこの土地のしこ名は木?の名前からとっているのではないかと思われたのですが、今いちはっきりしません。
板ノ川内の川内さんに板ノ川内の人ではなく、日峰の人で板ノ川内に畑を持っている人がいると言うので、日峰の大宅さんという方を訪ねて上のいくつかの情報を得ることができました。
おそらく樋渡さんが在宅であればもっとたくさんの情報を聞けたと思いますが、この地域の人は日曜は街の方へ買い出しに行く習慣があるようで、日曜以外に訪問した方が良かったような気がします。