佐賀県伊万里市黒川町清水

 

1EC98187■ 大渡崇志

1EC98190■ 奥平雅之

 

 11:00ごろ清水のバス停で降ろされた。区長の前田さんとは1100に行きますと言っていたので、頑張って前田さんの家を探そうとしたが、黒川町清水とは、清水と包石の2つで構成されており僕たちが電話していた前田さんは包石の方に住んでいるらしく、僕たちはバスで来た道を急いで走って下っていった。途中で車を車道に止めていた夫婦にあって、包石までどのくらいで行けるのか尋ねたところ15分くらいかかるときいて、まだそんなに残っているのかと驚いた。

包石について、近くにあった家の人に区長の前田さんの家はどこですかと聞いてみると、親切にも、家の近くまで一緒に行ってくださった。やっとのことで前田さんのお宅についたとき、前田さんは家の畑で立っていらした。前田さんのうちでは前田さんと奥さんと息子さんとの3人暮らしらしいですが、奥さんはテニスに行き、息子さんは魚釣りに行って、前田さん1人だった。そして、麦茶と佐賀の天然水を使ったサイダーをもらった。それから、字名などのことについて話をしてくださった。その後、伊万里市は、鍋島藩、唐津藩であり、名町村がどちらの藩であったのかも教えていただいた。1時間ほど経ったあと、実はスポーツが好きな方だったらしく、フランスW杯やウィンブルドンの話をした。そしてまぜご飯と味噌汁をいただいた。お昼を頂いたのはとてもありがたく、うれしかった。食事のあと、しばらくまた世間話をした。その後、清水のバス停までわざわざ車で送ってくださった。バス停に予定出発時刻よりやや早めに来てしまって、あたりを見回すと本当に木ばかりでまさに大自然のなかにいるという感じがした。たまに来たりするのには最高だなと感じました。黒塩の長崎との県境であるという海も見えました。しばらくしてバス停近くの小屋で休んでいるとバスが来ました。

 

・集めたしこ名

オオタニ 大谷 そこに谷があるから

カナイシ 金石 石がたくさんあったから

ウメノキ 梅の木 小字が梅の木というから

ウマノセダ 馬の背田 そういう感じの場所だから

タノウエ 田の上 田んぼが上の方にあるから

トリゴエノシタ 鳥越のした 渡辺さんの呼び方が鳥越といい、渡辺さんの家の下にあるから

ツジ

マエダ 前田 住宅の前の方にあるから

クボバタケ 久保畑 

カワノシリ 川の尻 川の下側にあるから

タキノモト 滝のもと 滝の下に昔田んぼがあったが、今はない

クボノマエ 久保の前 前田正洋さんのことを久保とよび、前田正洋さんの家の前にある

田だから

シモコバ      昔から言われていてどうしてつけられたのか分からない

キンベンガンネ

オオシミズ 大清水

イデノシタ 井手の下 川から水を取る井手のしたにあったから

カミコバ       昔から言われていてどうして付けられたかわからない

シンケノウラ 新家の裏 渡辺英洋さんの家が新しいから

ウナイシ        そこには石ばかりだから

アコマチ        いわれはわからない

タンコウノシタ 炭坑の下 昔そこに炭坑があったから

 

・しこ名の他にも清水では家ごとにそれぞれの呼び名があるらしくそれも調べてきました。

山田一男さん  ハラヤマ

前田武英さん  アサヤシキ

前田徳男さん  マエダ  昔、一番早く田が開けたから

渡辺英洋さん  シンヤ

川口正隆さん  カワハタ

川口直さん   カワウエ

山下久美さん  タケヤマ 昔、竹が多かったから

前田正洋さん  クボ

 

・昔、伊万里市は唐津藩と鍋島藩の2つの藩によって支配されていた。

 

唐津藩

黒川

波多津

南波多

大川(天領)

 

鍋島藩

牧島

山代

東山代

二里

大坪

大川内

松浦

伊万里町

 



戻る