【東松浦郡玄海町湯野尾】

歴史と異文化理解B 現地調査レポート

1TE98593 日岡英一

ITE98600 古里高博

 

村の名前:玄海町湯野尾 

話者:坂本清治さん(大正11生まれ)

  坂本義昭さん

 

しこ名一覧

田畑   小字湯野尾のうちに  サンダンダ(三段田)、トウゲンヤマ、ミズグチ、

エゴヤマ、ハチバタケ、フタツガワ

小字山口のうちに   オオツケガワ、タメノシタ、オオバタケ、イチマイダ、

タメノサコ、ユウヤマ

小字向谷のうちに   フチノウエ、コンピラサマ

小字高尾山のうちに  カイパ、シモゴビラ

小字中熊のうちに   ナカグマ(中熊)

小字下木場のうちに  シモコバ(下木場)

 

使用している用水の名前    用水源      共有しているほかの村

    ムコウ井手      座川       なし

    テマエ井手      座川       なし

    ナカクマ井手    コンゴ川      なし

    シモグチ井手    湯野尾下溜     なし

    カミグチ井手    湯野尾下溜     なし

 

昔の配水の慣行・約束事

特になし 

 

昔の水争いの有無

昔から水は豊富で水争いなどはなかったが、昭和14年に旱魃にみまわれた。

 

古道

今では、田畑などになってしまった。

 

米の保存

モンゼコテ(倉庫みたいなもの)で保存。

 

村の過去

菜種、芋(かんしょ)を栽培していた。

 

村の今

専業農家はほとんどいなくなり、勤めに出ているのが大半。

 

村のこれから

ビニルハウスなどの施設園芸を用いて、スイカなどの野菜を栽培していきたい。

 

一日の行動記録

バスに乗り込み、見知らぬ土地:佐賀県玄海町湯野尾に出発。

1軒目:坂本義昭さん(区長)宅を訪れ、坂本清治さんにお話を聞く。

    とてもいいおじいちゃんで、こちらが質問を用意していなかった部分までいろいろ話してくださった。

2軒目:坂本哲郎さん宅を訪れるが、しこ名などを知る年配の方がいなかった。

3軒目:中川福男さん宅を訪れるが不在。(おそらく野球)

4軒目:坂本義光さん宅を訪れるが不在。(おそらく野球)

以下5軒訪れるが、いずれも不在。帰り道に野球の格好をした人達が帰ってきたが、しこ名などを知っているような年配の方はいなかった。結局、情報を得られたのは、はじめの坂本さんのお宅だけで、しこ名などを知る年配の方が今ではいなくなっていた。時代の移り変わりをしみじみと感じた。坂本義昭さんのお宅ではオレンジジュースをいただき、とてもうれしい思いをした。



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