杵島郡白石町馬田、今泉地区

現地調査レポート

1PS96063廣田 豪

1PS96067本田友博

馬田:稲富豊さん(大正13年生まれ)

今泉:藤井登さん(昭和4年生まれ)

 

白石町馬田

ミッタ(永田)、タテノ(立野)、ヒラキ、ワンノウチ(湾の内)、エゴ(江湖)

ゴケンボリ(五間堀)、キリチ(切地)

大字今泉

今泉

ツッパタ(ツル端)、デイバタ(堤端)、ムラシタ(村下)、ハッタンガク(八反角)、カネンテイ、

ナカツ(中津)、ハチロウバシ(八郎橋)、オウカンバタ(往還端)、ダイミョウクジ(大名小路)

テランマエ(寺の前)、イマイズミバシ(今泉橋)、シンガエ(新ヶ江)=トビチ(飛地)

伊ヶ代

ニシノミゾ(西の溝)、イガヨノオウカンバタ(伊ヶ代の往還端)、シンボイ(新堀)、ニヤツカ(にや塚)、イッチョウガク(一町角)

稲富さんの話

ミッタ(水田)と呼ぶ理由

……今はそうでもないが、昔は水のひきが悪い田だったのでそう呼んでいた。

キリチ(切地)と呼ぶ理由

……昔、ダムから水路をひく時、他の領地を通ることなく水をひけるように殿様どうしで田を交換したことから、その交換した田をキリチというようになった。

 

藤井さんの話

八郎橋の所でどうして道が曲がっているか?

……はじめは道の通りに橋を造る予定だったが、そこに橋を造ろうとすると、霊が出てきてうまくいかないので少し北の方にずらした為、道も少し曲がってしまった。

カネンテイと呼ぶ理由

……大工の使う定規のうちの一つのカネンテイという定規に形が似ているから。

どうして水辺でもないのにナカツ(中津)という名を使っているのか?

……昔はその辺は、田ではなかったが干拓をして田にしたので、そういうように呼ぶようになった。



戻る