農村山村を歩いて考える

1LT97087Y 俵知子

1LT97079P 竹本友美

 

まず最初に十分な調査ができなかったことをお詫びします。今回、前もって往復ハガキで訪問のお願いをしていましたが返事をもらえず、お電話してもお留守だと言われました。

仕方なく・・・当日の幸運にかけたのですが・・・。バスから降りて歩くこと15分。行っても行っても人と会わない。ただ海だけ・・・。ようやく見つけた男の方たちに、今回の調査について話し、地図を見せると「こげなとではだめ。海図ば持ってこな。」「漁業組合に聞けばよかが、今日は休みやもんね。平日に来な。」ようやく集めた資料が以下の分です。村まで歩いた努力に免じてお許しください。

 

―小友漁港の漁業―

・年中イカつり。 夏(710)はヤリイカ。1030マイル離れた漁場へ出てゆく。沖ノ

         島等。

         冬() コウイカ。12マイルの所でつる。

         漁法は一本釣り漁法。 1ぱい舟に1人乗りがほとんど→小規模な漁

港には30ぐらいの小さめの舟。そもそもその部落もとても小さい。何もない。

 

―小友祇園祭り―

八坂神社の夏祭りで毎年旧暦の614日、15日に催されるこの祭りは祇園山笠を担いだ海の男たちが海中をねりまわることから「海を渡る山笠」として有名です。

この祭りは京都の祇園祭りと同じように疫神、水神の加護のための御霊会が始まりで万治元年(1658)に流行したコレラの悪疫退さんを祈願して、笠竹に御幣をつけて地区内をねりまわったのが、いつのまにか現在のような祇園山笠になったと伝えられています。

祇園山笠は高さ15m重さは3トンもあり、錦糸銀糸で刺繍した見送り、五色の吹流し、そして餅花などで飾り付けられており、豪華絢爛で誠に美しい山笠です。

 

祭りは、午後3時ぐらいから、八坂神社での、疫病、流行病よけ、五穀豊穣、大漁祈願の神事の後、おそろいのはっぴ、ふんどし姿の若者50人が、4本の大棒でみこしをかつぎあった張り縄でバランスをとりながら地区内をまわった後、午後4時には海中へ入ってゆく。

海中で山笠は海側、陸側からの張り縄に支えられ、水中に首までつかった若者たちによって30分、海中をねり歩く。

初日夕方は八坂神社本殿前に山笠を据え、一夜御露夜し、翌日は午後3時から御神燈をつけて地区内をかつぎまわる。この行事に参加する若者は3ヶ月前から精進潔済をするのが常でありまた厄入女性のいる家では細長い団子を作って家々に配ることになっている。

 

以上です。



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