【多久市西多久町平山・平古場】 歴史と異文化理解A 現地調査レポート SU-9 1TE94447 富田康弘 平古場A しこ名 1 上古場4478(他の田ん中も番地で呼ばれている) 2 墓地の近くだから(墓へ行くと言われている) この場所は田ん中→果樹園(みかん)→山くぐ(しいたけ)と変化した 3 ぜんべた(山口溜池から水を引水している) 4 もとやしき 果樹園(みかん) 5 ちゃあせんぼ 3つの溜池から水を引水している。 ヤナギツツミ、サンカクツツミ、残り1つの名前は分からないそうです。 6 果樹園→田ん中→山へと変化した 7 コドクレン 8トクレン 実際に現地に行ったところ、地図では平古場地区との北の方しか載っておらず、この地図で載っている範囲での田ん中のしこ名を教えてもらいました。
B ・ 果樹園は今までは2つの農家しかやっていない。田ん中だった所が果樹園へ、そして山、荒れ地になっている所が多かったようです。 ・ 溜池は山口溜池、セイザイの堤が平古場地区の中心で、前山から横水によって水を落としている。 ・ 出稼ぎに行っている人も多く、米の生産量は6俵〜7俵で減反の影響を受けており、今年も約2割の減反だと言われていました。場所によって米の生産量の差はない。 ・ 地図上での田畑、果樹園の記号と、現地とではかなり違っていました。平古場地区は平山、山口と入り組んでおり、明確な境界はないようです。
平古場 諸江正憲さん 昭和19年
平山A しこ名 1 裏田 2 古葉、果樹園 4 山内の堤(溜池) 5 大古葉 6 平山谷 7 マッテ 8 テンドウ 9 棚田 10 道見(ドウケン) 11 トサカ山 12 クエン谷 13 コツカ山 14 コウラダ 15 インコロ 平古場ではヒョットデと呼ばれている。 16 ヒシツツミ
B ・ 1994年(平成6年)の水不足の時、加屋見溜池の水はなかったけれども、この溜池は山口のものであるので直接には影響なかった。平山はなんとか乗り切ったそうです。平山の中心の溜池は脇谷、山内の堤、ヒシノツツミの3つで、平古場地区にも3つの溜池がある。 ・ 果樹園は減少していて昔に比べて1/3になったそうです。残りの2/3には田ん中か荒れ地になってしまい、荒れ地になってしまったと所も多いようです。 ・ 水田の方も減反により少し減少していている。 ・ 平山は水稲が中心で場所による差はない。生産量は約400kg(7俵)。 ・ 平山、平古場、山口は入り組んでおり、明確な境界はないようです。
平山 山田一人さん 昭和7年 |