【多久市南多久町平原・後野・井上】 農村山村を歩いて考える 現地調査レポート 1EC95164 三宅正浩 1EC95165 宮田 学 [平原] ・水利と水利慣行 堤下(ツツミシタ)から引水 1994年の旱魃は各家の井戸水を利用したので深刻な影響はなかった。一昨年は既にダムができてそれを利用しているので、特に影響はない。地図上の田は既に後継者不足で荒れてなくなっていったものもあった(地図は佐賀県立図書館所蔵)。 昔生活水は井戸であったが、現在は市が水道を引いているので楽になった。
[後野] 田原誠さん *役場の集リで奥さんしかいらっしゃらず、あまり話が聞けなかった。地図25,000分の1がなかった。 ・水利 山から引水しており、山に鉱山ができる前までは夜も眠れないほどの水量で、風呂も含め生活のための水全てをそれで賄っていた。鉱山ができて水が全くといっていい程出なくなったが、現在は水道で生活水も田も賄っている。 ここもまた後継者不足により田が荒れ、減っていた。唯一「後野田(ウシロノダ)」というしこ名が聞けた。
[井上] 弥富登さん *おばあさんと奥さんしかいらっしゃらなかったが、他の集落の人も協力してくれた。 ・水利 貯水池で現在は賄っている。 井上のさらに下の方ではもっと大きなダムで賄っている。1994年の旱魃は貯水池によりたいした被害はなかった。
感想 どこの集落もけっこう後継者不足が深刻な問題であった。役所のことを我々とちがい大変敬っておられた。
以下地図からしこ名を摘記 ・以下井上の中に シゼコバ ワカレミチ 道下 山上下 コウチセリ デグチ ヤツエ モリサブロウ ナナマガリ ・以下平林の中に 一本木 ツツミノシタ ムカイノハル ナガレガワ トンクマ
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