【佐賀郡諸富町土師地区】 S1−18 944920 宮崎 勝 歴史と異文化理解Aレポート ◎田ん中のしこ名について ・田ん中のしこ名について聞いてみたが、誰も圃場整備前のことは覚えていなかったようで、皆さん「役場に行くといいよ。」とか「農協に行ってみなさい」とかおっしゃったので、役場に行って、調べてもらいました。 ・圃場整備は、5、6年前にあったようです。 ・役場には昔の資料があり、それをコピーしてもらいました。それが、@の地図です。 ・土師の範囲は土師分(はじわけ)、弐本杉(にほんすぎ)の一部ということです。 ◎水について ・土師では、南の方は新川、北の方は佐賀江川が水源です。 ・土師には、水が豊富にあり、去年の水不足では、あまり被害を受けず、これといって対策をする必要はなかったようです。それどころか、その豊富な水を使って、水不足の激しい小杭に水を供給するために工事が行われていました。 ◎その他 ・土師はとても狭い範囲であり、水路などは個人で所有しているものであるので、個人の名前が通常の呼び名になっているようでした。「○○さんのところ」とか「○○さんのあたり」とかおっしゃっていました。 ・土師は、米がよくとれるとか、あまりとれないとかいった差は全くないようです。 ・佐賀江川は、現在、地図Aのようにくねくねと曲がっておらず一直線になるように埋め立てられたようです。 ・土師には、「土師」」という名字の人が非常に多かった。 ◎協力者について 姉川 師(かしら) 昭和3年12月21日生 まず、諸富町の役場前にバスで着きました。役場に行って区長さんの名前と電話番号を教えてもらいました。そして、区長さんの所で姉川さんを紹介してもらいました。 話を聞いた姉川さんのお宅では、ビール大麦、二条麦、米などを作っているようでした。姉川さんの話によると、米に最も適した天候は晩は冷えて、昼は暖かく、雨が適度に降るという天候だそうです。しかし、天候はわからないので、米もわからないと言っていました。姉川さんは、今、息子さんと二人で農業をやっているようです。弁当を持って、息子さんと一緒に農作業のために田ん中に行くのがとても楽しい、これが一番をおっしゃっていました。だけど、土師でも専業農家は非常に少なく、この時期には兼業農家では、皆、どこかへ、出稼ぎに出ていて、土師の中は、とてもガラーンとしていました。犬が非常に吠えていました。とても警戒されていたようです。 ◎感想 ・土師には、ほとんど人がいなかったのでびっくりしました。 ・結構歩いたのでつかれました。 ・犬が必要以上に僕達を警戒していたようで、吠えまくっていました。このことにも驚きました。 ・土師はとてものんびりしていて、いい所でした。 |