【佐賀郡諸富町土師地区】

S1−18 944922 山口英利

目的地 諸富町土師

 

 初めに農区長さんの家を訪ねたが、不在であったため、外にいる初老の人たちに聞くと、しこ名を尋ねるとすべての人がわからないから町役場で聞けと煙たがられた。それで、役場に行くと、しこ名のかきこまれている地図を手に入れた。夕方(PM5:30頃)に、農区長さんの所を訪ねると、ちょうど帰ってきたところで、しこ名を教えてくださいと言うと、「私じゃわからんけん、姉川さんの家を訪ねてみて」と言われたので、姉川さんの家を訪ねるとしこ名の名前を教えてくださいと言うと、「わからん」と言われたので、「どこに行けばわかりますか?」と聞くと、「町役場でしかわからんだろう」と言われたので、役場で手に入れた地図を見せて土師地方の範囲を教えてもらった。以下は姉川さんに私が質問して、答えてもらったものを書き留めておいたものである。

 

私:この土師では、圃場整備以前にどこから用水をとっていましたか?

姉:南では新川、北は佐賀江川から、今現在も引いてます。

 

私:去年、水不足がありましたが、その対策はどうされましたか?

姉:水不足はなかった。むしろ、南の小杭に供給した。それで、簡単に供給できるように、現在、工事をしている。

 

私:この土師で、収穫が多いところと少ないところがあれば教えて下さい?

姉:土師では、収穫に差がない。

 

私:個人の水道のしこ名を教えて下さい。

姉:水道は自分個人の名前が通常の呼び名です。

 

私:姉川さんのところでは、何をつくっていますか?

姉:ビール大麦、二条麦、米をつくっています。他の家ではビニールハウスで野菜をつくっています。

 

私:姉川さんのところは専業農家ですか?

姉:いいえ、ここらへんでは兼業農家が多いです。

 

私:何人で農業をしていますか?

姉:息子と二人でしています。他の家では、ほとんど一人でやっている。

 

私:ビール大麦、二条麦は、いつ頃収穫しますか?(麦は冷涼な気候でつくられると思ったためこういう質問をしてみた)

姉:ビール大麦、二条麦は5〜6月にできる。米は品種によって違うが、9月〜10月頃に収穫される。

 

この時、来客が来たので、終わることにした。

 

私:生年月日、名前を教えて下さい。

姉:昭和3年生、姉川昭(かしら)