【三養基郡三根町新町、永石、津崎、江見地区】

歩き・み・ふれる歴史学レポート

1AG96041■大澤晶子

 1AG96042■太田由紀

 

 私たちは7月13日に佐賀に行きました。

 行き先:三養基郡三根町新町、永石、津崎、江見地区

 訪ねた人

  空閑 拓(くが ひらく)さん 昭和8年生まれ 満63(区長さん)

  空閑 六次(くが ろくじ)さん 大正12年生まれ 満73

 

―田のしこ名―

新町区

 新町 ふるやしきの前()

    まえだ

    わさだ

永石 えごし前

   いつんつぼ

   うらた(一部しょうぶん寺の前)

   やくしょの裏(一部しょうぶん寺の裏)

   ずっさ

津崎 津崎

   宮田

江見区 うらた(ずっと) 「うらた」新町の人が耕していた田んぼで、うらたの他の地域は住宅だそうです。

 

―橋のしこ名―

 石橋

 猫橋

 一番橋

 二番橋

 新町橋

 ずっさん橋

 

―井樋のしこ名―

 みっと井樋

 はやまん(早満ん)井樋

 西町の井樋

 津崎ののこし(ここで水を調整)

 

堀のしこ名も聞きましたが、堀は○○○○の堀(:いんつぼの堀)と呼んでいたそうです。

 

7/13() 天気晴れ

当日の行動

8:30 出発

10:45 まず永石に行き農作業中のお兄さんにしこ名と、しこ名を知っていそうな人を聞く。

   大沢さんの田んぼに地図を落とす。

   田んぼに入り地図を拾う。

11:00 空閑六次さん73歳に話を聞くが、しこ名を忘れてしまっているそうで、分からず。六次さんは昔の区長だったらしく、現在の区長さんの家を教えてもらい、空閑拓さん63歳の家へ行く。

11:30 しかし拓さんは病院に行っているそうでいなかった。

   1時にまた来ることを約束して去る。

11:45 江見商店街を通って津崎へ向かう。

   川のそばで掃除をしているおばさんを発見。

   話を聞くがよそから来た人なので知らないらしい。

   その家の近所の人も昔からいる人はおらず。

   そのおばさんからも区長さんに聞くことを勧められる。

12:00 店に入り、昼食を食べる。

 1:00 空閑さん宅へ再び出向く。拓さんに家に招かれる。

   話をしているうちにだんだんと思い出したらしく、わりとスムーズに話が進む。

   1時間程度で話は終了。

 

水利について

 旱魃の時などは津崎の宮田のあたりの保水器?から手を入れて全地域の堀を満たしていた。

 水量の調節は「津崎ののこし」「はやまん井樋」「みっと井樋」「西町の井樋」などで行っていた。

 現在では筑後川から水をとっている。

 

 訪ねていった時は何人もの人に聞いたが、みなさんずっと前のことで忘れていたようだった。やっと区長さんに会えて聞くことができたが、当日は非常に暑く、日差しが強く、大変だった。しかし、色々な人々の田に対する思いが分かり、いい体験になったと思う。



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