【小城郡三日月町長神田仁俣・久米土生】

歴史と異文化理解現地調査レポート

 

1EC95293山本貴恵子

1EC95246   高松絵美

 

 

<仁俣>

@       しこ名について

田んぼ:おおかんうえ(道上)、いちのつぼ、古屋敷、てらまえ、ひとげでん(一毛田)、まつにき、ぬかい、十五、いはい田、山田、みぞさき、いしき田、たておさ、石待

 

しいど:といしいど、んしいどう

 

ほり:しゅうじ川、いすず川、ほたる川、なまず川

 

水源地:堤

 

 

A       村の水利について

 水田の水は、しゅうじ川、いすず川、ほたる川、なまず川、といしいど、んしいどう等から引水している。また、堤という溜池も利用している。

 

 ◎1994年のかんばつの時の水利対策

   一週間に一度、6時くらいに集まって水の相談をした。2人ずつ当番制で、それぞれの田に水が均等になるように、時間制で田に水をひくことになった。

 

 ◎もし、このかんばつが30年前の出来事だったとしたらどうだったか

   実際にあった。20年前ぐらい。田植えもほとんどできず、7月に苗を植えた。収穫した米は、共同で一括して収益を均等に分配した。

 

 

B       村の範囲

 仁俣と土生との境は、ううちごし。

 村の共有の山林はあった。西分山。

 

 

C       村の耕地

 十五、いはい田、山田、石待、まつにき、ぬかい、ひとげでん、は良田。

 戦前の肥料について:油かす、豆カス、綿実カス、魚粉、たんぴ。

 

 

D       お話をしてくださった方:堤 謙次さん(昭和2年生まれ)

 

 

 

<土生>

@       しこ名について

田んぼ:ぜんもんことわり、こうらだ、ますらまち、ひちたんかく(七反角)、うしまち、あんのうら、西田

 

しいど:たちあいしいど(立会水道)、うちごし

 

ほり:なか川

 

水源:ほっごういれ(北郷井手)

 

 

A       村の水利について

 水源はほっごういれ(北郷井手)。水田の水は、たちあいしいど、ううちごし、なか川から引水している。

 

 ◎1994年のかんばつの時の水利対策

ž       2人ずつの当番制で、田に水が均等に行き渡るように時間を区切って引水した。

ž       井戸を2ヶ所掘った

ž       水利組合で割り振りを決めて、生産組合長とが話し合って決めた。

ž       特にトラブルはなかった。

 

 ◎もし、このかんばつが30年前の出来事だったとしたらどうだったか

   昭和35年の大かんばつの時は、井戸やポンプ(動力)を掘ったりした。

 

 

B       村の範囲

 ううちごし、たちあいしいどが村の境。

 村の共有山林はなかったが、宮の付近に共同田はあった。

 

 

C       村の耕地

 良田:ますらまち、ひちたんかく

 悪田:西田、こうらだ、ぜんもんことわり

戦前の肥料について:油かす、豆かす、綿実かす、魚粉、たんぴを各人が調合して作っていた。

 

 

D       村の姿の変わり方

 お話をしてくださった重松さんが、佐賀県小城町の水利について、昔の資料を元にいろいろお話してくださいました。その資料のコピーをいただいてきたので、一緒に提出します。

 

 

E       お話をしてくださった方:重松正義さん(大正11年生まれ)



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