【佐賀郡川副町広江西、梅田、搦地区】

歩き、み、ふれる歴史学レポート

1AG96230 三好正晃

1AG96243 矢野拓麻

1AG96251 山下証二

調査期日:平成81223()10:4015:50

1) 川副町広江西について

 

村の名前

広江西地区

*〜村というのは存在しない。

しこ名一覧

田畑

西築籠(ニシツッコモリ)

特になし

・このまま使用している。

五本柳(ゴホンヤナギ)

シンボリミチ

四本柳(シホンヤナギ)

シンボリミチ

一本谷(イッポンダニ)

サンシチブン

ニチョウブン

安兵衛搦(ヤスベエガラミ)

特になし

・このまま使用している。

マルボリ(朱書き後筆:入力者注)

道免搦(ドウメガラミ)

特になし

・このまま使用している。

鰻江(ウナギエ)

特になし

・このまま使用している。

五本柳と四本柳の間のことをシンボリミチ(新堀道)と言い、ここから水を取り入れる田のことをすべてこう呼ぶらしい。

村の名前

広江西地区

 

使用用水の名前

用水源

共有する他の村

シンボリミチ(新堀道)

 

 

西築籠の用水

八田江(ハッタコウ)

道免搦のひかん

荒託間のひかん

 

築籠のひかん

特になし

 

・この地区は川と隣接しているために、水に困るということは特になかった。八田江から用水を引き、それで各田にまんべんなく水を取り入れることが可能である。

・しこ名自体は少なく、「新堀道(という水路)から五本柳に水を……」というふうに昔から言っていたらしい。

・現在では所々にビニールハウスも見られ、地区の農民はそこに出掛けて行って農作業もしている。現に話を聞いた古老もビニールハウスに行っていた。

 

情報提供者

 大坪平四郎(大正7年生まれ)

  西村堅吾(大正8年生まれ)

 三原喜代美(昭和8年生まれ)

・昔の配水の約束事は特にないそうです。

 

2) 梅田、搦について

村の名前

梅田地区

搦地区

*〜村というのは存在しない。

しこ名一覧

田畑

すべて含んで

梅田

アゲタ

サクヨダ

コガラミ

ヘイハチガラミ

トガラミ

シャガラミ

 

村の名前

梅田地区

搦地区

 

使用用水の名前

用水源

共有する他の村

不明

クルマ(水車のこと)

特になし

 

この地区は(特に梅田)広江の方から移住した人々が多いらしく、田んぼはそのせいかあまり見られない。

アゲタとヘイハチガラミ、コガラミの間には昔堤防があった。というのもそこより南の方はもともと海であったのだが、干拓によって田をつくってきたのだ。その名残としてこの地区は漁業従事者が数多く見られ、農業従事者は数えるほどしかいなかった。そして水をくみ入れるのは水車とポンプを利用していた。水車のことを「クルマ」と呼んでいた。

 

情報提供者

 田中正さん 大正14年生まれ

 

<1日の行動記録>

10:40 バスを降りる。広江西の調査開始。

11:00 区長さんの家を訪れるが不在。しかし、その奥さんに、詳しい人々を呼んでもらう。

12:30 広江西での調査終了。

12:3513:10 昼食(近くの神社にて)

13:20 梅田の調査開始。

14:00 搦も含めて調査することに決定。搦の調査開始。

15:00 すべての調査終了。

15:30 集合場所に到着。バスで九大六本松キャンパスに戻る。



戻る