【佐賀市金立町東千布、友貞地区】 歴史と異文化理解A 調査レポート 1EC95182■ 山崎宏樹 1EC95198■ 若林敏行 ○調査地域 東千布、友貞 ○しこ名…地図中に緑色で記入 ○川、橋などの名…地図中に青色で記入 ○水利関係について 東千布 主に金立川、巨勢川、さいふち川より水を取り入れる。北部は水があるが、南部にはあまりまわってこず、収穫量も少ない。渇水時には水が足らず、大きな井戸を3本(小さなものはたくさん)掘り、ポンプで水を汲みあげ、足りない分を補ったらしい。 友貞 主に黒川より取水。ねずめ川、なよせ川などの水路が多くあり、クリークなどはなかった。しかし少し多めの雨が降ると南に位置する堤防により巨勢川が逆流し、南部は水びたしになり作物は取れない。(林さんのお宅も畳の上まで水びたしになったそうである。)つまり南部は悪田であるということになる。渇水対策は特に無し。 ○肥料など 戦前はにしん、いわしなどの魚くずを使用していた。戦後でも堆肥などを使用していた。現在は化学肥料を使用しているとのこと。(林さん談) ○今後の農業への展望など 稲作ではもう採算がとれないそうで、現在専業農家はほとんどいない。林さんのお話では稲作は趣味程度のものであるとのことである。最近は園業農業が発達してきて主にいちご、なすなどが作られている。今後もこの傾向は強まってゆくであろう。 ○聞き取りについて 友貞地区…大林康造さんから林巳代司さん(大正4年生まれ)を紹介していただき話を聞いた。 東千布地区…友貞喜代司さんに話を聞いていたが、よく分からないとのことで金立土地改良区の理事長をしている真島嘉治さん(昭和6年生まれ)のお宅へ連れていってもらった。 |