【佐賀郡富士町山端地区】 歩き、み、触れる歴史学レポート
U−31 1AG95246 宮崎雄一郎 1AG95249 望月大岳 1AG95268 吉原大敬
調査地 富士町山端とその周辺
調査結果 わかったしこ名 ・追越(おいこし) ・大平口(うーじゃーらーぐち) ・柿穴(かきあな) ・ほき ・大平(うーじゃーらー) ・大柱(おおばしら) ・曽根(そね) ・中河原(なかごうら) ・スゲン田 ・杉山道(すぎさんどう) ・ほりきり ・うばおとし
地名 ・月のこえ ・柿の木さこ ・柳谷(やなぎたに) ・たなざこ
最初、バスで降りたところから「山端」まで遠かったのでヒッチハイクをしようと思って車を止めたら「ぬしたちゃどこまで行くとか。」と尋ねられたので「やまはしまでです。」と言ったら「どこかそいは。」と言われてしまった。話を進めていくと「ああ、やんばか!」と言われた。どうやら「山端」と書いて「やんば」と読むという事がわかった。
わかったしこ名の由来 ・大平、大平口…昔は「おおだいら」と呼んでいたそうだが、そのうちなまって「うーじゃーら」「うーじゃーらぐち」となったそうだ。 ・中河原…昔は「なかがわら」と呼んでいたそうだが、そのうちなまって「なかごうら」となったそうだ。 ・杉山道…前面に杉林が広がっていたので、その脇にあるという事で杉山道となったそうだ。 ・うばおとし…その昔おばあさんが落ちたという話が人々に伝わってうばおとしとなったそうだ。
その他 ・山端周辺では田んぼのしこ名を言う場合、一つ一つを言うのではなくて2〜3個の集合体にまとめてしこ名がついているのだという事がわかった。
・昭和38年に中村先生という方が大雪の日に子供達を家まで見送った後、遭難されて数日にわたる捜索の結果遺体で見つかったそうだ。調査が終わってバスから降りた所で待っていると「中村先生殉職の地、昭和38年1月28日」という石碑が建っていた。
・地図中に載っていない「月のこえ」というのはちょうど僕たちがバスから降りた所の「川頭」と「山端」のわかれ道一帯の事をいうのだそうだ。
協力者 中島さん |