【佐賀郡大和町水上地区】

歴史と異文化理解A現地調査レポート

L1-14 1EC95288 森忠

 

お話を伺った方

 平野正邦さん

教えてもらったしこ名

 ごんげんお       権現尾

 たんじも           田下

 あんにょうじ    あんにょう寺

 みなみやしき    南屋敷

 だんつけ

 馬入川

 どうのうしろ    堂後

 ひがしばる 東原

 げんにょん       源右衛門

 きたはた           北畑

 にしんたに       西谷

 やまんかみ       山神

 のんぎんだに 納銀谷

 塚浦

  以上14

 

1994年の干ばつについては水上では湧水が出るところがあり、また、各家庭で井戸をもっているため、水不足といったことはなかったそうである。よって、もし30年前にあの水不足がきても、たいした痛手はなかっただろうということだった。

・最近の経営状況については、ハウスなどを使いほぼ一年を通して収穫ができるそうで、利益はなかなかのものであるらしい。家も大変立派なものだった。また、後継者についても次男の方が継いでくれるそうで、心配はしていないそうだ。しかし、問題点として嫁不足を挙げられた。3Kなどといってなかなかお嫁にきてはくれないそうだし、自分ももし娘がいたら農家にはやりたくないといっておられた。やはり、決して楽な仕事ではないのだろう。

 今後の展望としては、平野さんはミカン農家なのだが自分の作ったものに大きな自信があるので、外国のオレンジには負けない自信がある、と言っておられた。しかし、稲作農家は今後大変だろうと言っておられた。

 最後に今回二つのお宅を訪問したのだが、どちらの家でも親切に対応してもらえ、とても楽しく調査ができた。また、お二人とも(笠原さん、平野さん)手が大きくごつごつとしていて、いかにも「働く手」といった感じだったがとても印象的だった。華やかな商社で働く人々ではなく、日本を底から支えているのはこういった人たちなんだなあと思わずにはいられなかった。

 



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