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現地調査レポート/佐賀市北川福村/山領・角町 ＜調査者＞ 吉村広 山﨑俊治 行った村… 山領 角町 話をきいた人… 吉富きじろうさん（58） 宮地昇さん（57） 昭和13年生まれ 昭和13年生まれ しこ名… やしき田 やしき田 こえご かもはら えご しまだ かみえご しんでん きたがしら きたがしら じゅっさ 十七 にのつぼ おしきまち にほんだに はつまち ばばのはた （加えて、陣の内付近に…おのしま） 我々が降りたったのは、山領だった。いや正確には山領の近くだ。バスのルートが予定よりずれて、当初よりはなれた場所へ降ろされたのだ。我々はまず現在位置を確認しなければならなかった。地図は持っていたが、役に立たなかったので、しかたなく我々は地元の人に道を聞く事にした。そうして情報を得た我々は、テクテクと山領の方に歩いていった。その時だった。我々の目の中に愛らしい動物の姿が飛び込んできた。我々はイタチを目撃したのである。あの愛らしい瞳、しなやかな体、これからの調査への不安に打ちひしがれていた我々の心に一すじの光がさしこんだようであった。 当日は梅雨の間の晴天で雨がふらなくてよかったが逆に晴れすぎてしまっていた。バスを降りるとものすごい熱気が僕たちを包んでその時点でもう疲れてしまった。 最初の調査地の山領では畑や田の中には人が誰もおらず困ってしまった。たまたまみつけた老人にマニュアルどおりに聞いても「知らない」とか「それはもう使ってない」とのことだった。次に作業中のあるおばあさんに聞くと本家の人が詳しいと聞き、その家にむかった。歩くこと150mその人はおばあさんのいうとおり玉ねぎの中で仕事をしていた。その人は本当によく知っていてあっという間に地図が埋った。 二つ目の地区角町では二人目で知っている人が現れ、非常に楽な展開となった。2人目の人はアオの事や川河の整地などにも詳しくその人だけで十分たりるだけの情報を聞き取りできた。この現地調査で佐賀の人々の心の豊かさ、親切さを知ることができ、また田ん中の名前の調査というのも様々な名前があり、おもしろいものだと感じた。是非機会があればまたやってみたい。 宮地昇さんからの証言 一昨年の渇水の時は福岡とちがって大きな川、筑後川が流れているのでそんなに困らなかった。また佐賀江川のアオを利用した。佐賀江川を上ってきた水を水門で区切って新川にポンプでくみ上げる。（アオの塩分濃度は塩分濃度計で測っているらしい。）その水を東から西へ流す。 現在佐賀江川が直線になってしまったためすぐに塩分濃度の濃い水が上がって来る様になったそうだ。 まとめ これで今回の調査の報告は一応終了するが、今回の調査をへて、我々の得たものは、非常に多かったと思う。人々の親切さや、自然の美しさ、いろいろな動物などとふれあえて、本当の意味で、歩き、見、ふれ、学ぶ事ができたと思う。このような体験をさせてくださった先生、ほんとうにありがとうございました。今回得たものを今後生かせていけるようがんばりたいと思います。 |