S1-15

944744 小西忠仁

944756 中蘭健作

 

神埼

 

 今日は佐賀へ行った。田ん中のしこ名を調べようと、道ばたを歩いていたおばちゃんに尋ねた。

 以後、道ばたのおばあちゃん→堤建設→馬場建設→田島さん→内山さんという経路をたどり、内山さんというおじいさんにしこ名などについて聞くことができた。

 

 しかし、内山のおじいさんは“しこ名”を知らないので、昔はどういうふうに言っていたかと尋ねたら、五、六つ知っていた。おじいさんは「誰々さんげーの田んぼ」というふうに呼ぶことが多く、あまり、しこ名らしきものは知らなかった。

 

 また、川からの水のひき方について尋ねたら、横武のいび、つった(鶴田)のいび、めおといびなど教えてくれた。このうち横武のいびはポンプ場になったらしい。鶴田(つった)のいびは(鶴田に)家がたくさん立ったため、そのまま開発されなかったようだ。

 

 三十年前は全然家がなく田んぼだらけだったようだが、家がたちはじめたため、田んぼが少なかった。二十八年前に水害があって、その頃から変わりはじめたそうだ。

 

山田にも出かけたが、地域の男達は寄り合いを開いており、誰もいなく、明確なしこ名を調べることはできなかった。残念である。

 

 また、佐賀の人はみんな親切で、いやな顔をする人はいなく、とてもいい感じだった。質問に答えて下さった人たちにありがとうを言いたい。

 

 又、話してくれた内山さんは、670才くらいだった。もう少し年配の方を探すべきだったかもしれない。



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