S1-15  944729 宮重晶子 944767 村神聡子

1さんご

2寺の裏(テラのウラ)

3宮の裏(ミヤのウラ)

4柏の木やぼ(カシのキやぼ)

5三十六(サンジュウロク)

6あんろく

7ちゃっぽんぽん あるいは ちゃっぽんぽい

8南屋敷(ミナヤシキ)

9三枝(ミチエダ)

10七敏田(ナナセダ)

11慶寸(ケイスン)

12権現(ゴンゲン)

13天子(テンコ)

14中屋敷(ナカんヤシキ)

15ぎょうだ

16初田田(ハッタダ)

17長者林(チョウダビャーシ)

18館のうし(タチのうし)

19だんなんさん屋敷(だんなんさんヤシキ)

20地蔵元(ジゾウモト)

21みないだ

22六反田(ロクタンダ)

23十の坪(ジュウのツボ)

24にいだはし あるいは にーだはし

 

1さんご

(由来)島が2、3つ程あったため、南の海のさんご礁にみたててか。田を耕す時は人は舟に乗り、馬などで耕す時は、馬を泳がしていた。

 

2寺の裏

(由来)寺が昔、裏にあったから。

 

3宮の裏

(由来)宮が裏にたったから

 

4柏の木やぼ

やぼとは林のこと。(由来)柏の木が道ぞいに生えていたため。

 

7ちゃっぽんぽん

吉田げんじろうがいた所。馬小屋があった。

 

8南屋敷

(由来)南に最も位置していた家を示す。

 

11慶寸

竹やぶであった。

 

12権現

(由来)権現さんというおじぞうさんがあった。田んぼではなかった。権現さんは現在、内田芳之介さん宅に移されてある。

 

13天子

(由来)天子という昔の人(神のことか?)をまつっていた。現在、水門の手前にある。

 

14中屋敷

(由来)8の南屋敷と同じようにつけられた。

 

15ぎょうだ

地図に2つぎょうだがあるが、Nの方が正しいそうだ。Nは若い方が教えて下さったが、位置があいまいだった。

 

19だんなんさん屋敷

(由来)だんなんさんが住んでいた所からか。

 

 

〈今年の渇水について〉

沼の水を使用したのでほとんど影響なし。

 

〈興味深いお話し〉

もやぶろ(=共同ぶろのこと)

五本柳に住んでおられる牟田カツさん(84)22歳でお嫁に来た時、最も嫌なことであったらしい。今から25年前ほどまで、五本柳にあるお宮の所にもやぶろがあり、20軒ほどの家の人々が共同で使っていた。(時間とお金の節約の為。)しかしながら、かかり湯もせず、沢山の人々が使用していたので非衛生的で、男女混浴なので年頃の人は恥ずかしい思いをしたそうだ。

 

〈今回の調査について〉

25軒以上の家をまわってみたが、柳の方に住んでおられる方々がとくに心よく協力して下さった。特に協力して下さったのは、五本柳におられる内田ヨシ子さん、内田ヨシ子さんの娘さん、牟田カツさん(84)、内田芳之介さん(75)であった。

また五本柳には松本清張(作家)のお嫁さんの実家がちゃっぽんぽんのすぐ近くにあり、松本清張自身もよく来たらしい。



戻る