【神埼郡千代田町快楽地区】

944846 中島史博

944847 中田聖士

944879 山田雅規

944875 柳橋孝明

 快楽に当った我々中島史博、中田聖士、山田雅規、柳橋孝明の4人は1月14日、でかけた。日曜日と言うこともあってか、見渡す限り人影はなかった。仕方なく、少し離れて民家を探し、話をうかがった。そこで、石井溢治さん(S1生まれ)の話を聞いた。石井さんは、林慶の区長であったため、快楽のしこ名はわからなかった。しかし、千代田町商工会青年部出版の千代田町物語を拝見させていただいた。それによると、快楽の名前の由来は、定かではないが、地形的に見ると、径陸(けいろく)または、回陸(かいろく)の地になっているため、又、回陸が快楽であることを祈念するためにつけられたと思われるらしい。海神の綿津見命を祭った八龍神社の存在が、その証拠といえる。結局、その日は、目的を達成できず、後日、もう一度でかけた。

 快楽で訪ねたところ、ハラマキさんという方に訪ねるのがよいと教わり、そちらへ行ってみたところ留守であった。さらに2日後行ってみたが、またも留守であった。その3日後の水曜日訪ねると、福岡の方へ習い事で出かけたと言われ、正確なしこ名をあげるには至らなかった。

 しこ名については、田に対して一本松〜何本松、一本杉〜何本杉、一本柳〜何本柳など木の名前をつけたものが多く見られた。由来としては名のついた木がそこに生えていたからではないかとのことだ。又、水路についても潟や、割り、などのしこ名がつけられているようだ。我々四人が調べた土地は、五千年前は有明海の一部だったらしく、現在でも迎島、城島、浮島、西ノ島、出米島、柳島、向島など島がつく土地が多いが、昔の田のしこ名にも島がつく所が多いとのことだ。中には、大陸からの渡来人が移り住んでいたから、という伝説から林慶という特有の土地名をつけられているところもあった。この調査にあった、田中行男様(S4.2.7)のご協力をいただいた。

 そこで、先生の指示を受けたところ、他のグループに交わって調査をしてもよいということであったので、黒津に1人で当った定栄正大君とともに調査を進めた。その結果は、別紙にある。



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