【神埼郡千代田町上直鳥地区】

レポート

L1-11 943087 五月

L1-11 943081 出納美穂

1.調査結果

@大下(うーげ)

Aなげ

B御茶屋(おちゃや)

C前田(まえだ)

D南前(みなみまえ)

E観音さん(かんのんさん)

F鍛冶屋敷(かじやしき)

G天神山(てんじんさん)

H土井外(どいほか)

Iお庵内(おあんのうち)

J城屋敷(じょうやしき)

K屋敷内(やしきうち)

Lのよん屋敷

M七の角

Nちょうよん屋敷

O川端(かわばた)

P北田(きただ)

Qお寺の○○(光顕寺の周辺はお寺の向こう、お寺の前など、お寺を中心にして呼んでいた)

 

○この辺りはしおひきいでと上井出(かみのいで)から水を引いている

○この辺りはどこも平均してよく稲が収穫できる

○昨年の水不足では、水の問題は特になく、良質の米がとれた

 ただ、毎年7月に1〜2週間中干しを行うが、今年はできなかった。今年は有明海の海水が上ってくるのを一端おいて、塩分をうすくしたものを田に引き入れた。関の開閉の当番があった。

 

2.情報提供者

 区長 重松又三さん他多数。

 

3.感想

 今回の調査は前回よりも大変時間がかかった。今回の調査で分ったことは、もうこの名称はあまりつかわれることなく、知っている人が非常に少なかったということである。上直鳥で農家を行ってある家をほとんど訪ねたが、「分らない」という答えが圧倒的であった。圃場整備後は数字を使うようになったということだった。かなりの年輩の方しか分らないようだった。もう少し後になると、しこ名の存在は本当になくなってしまうかもしれないと感じた。この調査の意味が改めて分かった。<角 五月>

 

 今回の調査は前回よりもすごく歩きまわって時間もかかってとても大変だった。近所のお寺で法要があっていて、お年寄がほとんど家にいらっしゃらなくて、中年の方に聞いても、「分らない」といわれることが多かった。このまま圃場整備で使われるようになった数字が定着し、しこ名を知っているお年寄がいなくなってしまえば、しこ名は完全になくなってしまうだろう。確かに「今」この調査を行う必要があると思う。<出納 美穂>



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