【神埼郡千代田町藤ノ木西分地区】

中世の村と人々レポート

943  橋口信平

94328 平山愛子

 

 私達は1月16日(月)に佐賀へ行ってきました。聞き取りの方法としては、まず区長さんのお宅を伺ってお話を聞きました。そこで、ある程度田ん中のしこ名は分ったのですが、区長さんに頼んで、しこ名に詳しい方を尋ねようと思いました。田んぼをたくさん持っていらっしゃる方の名前とお宅を伺ったので、そこへ行ってみると、その日はちょうどお寺の日ということで村の古老の方はみんなお寺へ行っておられたようです。何軒もこの方法で聞いてやっと地図を埋めることができました。みなさん親切で良い方々でした。

 

 この藤ノ木西分で田んぼを持っておられるのは27〜28軒だそうです。1人の人で1ちょう、2、3段。

みんなで管理する田んぼをまつり田という。

自分のほりをきめる。(ほり干し、魚とりをする)

 でい土あげ(ヘドロを肥料にする)

 

しこ名について

 家のたもとにあるもの……ねぎだれ、さきの田、手前の田

 さんぼいで←三方井樋(さんぼいびで)…農業用水

 道路のわき…どうのわき

 横尾さんの田…よんごやしき

 すきざき←鋤先(鋤く、から)

 

お話を伺った人 徳永寅夫(68)

 (敬称略)  千速幸男(62)

        宮地常次郎(77、8)…お寺へ行かれていたので会えませんでした

        紀伊利雄(71、2)……同じ



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