【神埼郡千代田町飛渡瀬地区】

L1−14 943300 宮本 進平

L1−14 943309 吉村 義朗

 

・目的地「飛渡瀬」

 

 私たちは、まず、渡瀬の区長さんのところに電話をしたが、区長さんは留守ということだったので、田ん中で仕事をしている人に直接聞いて歩いた。そのため、飛渡瀬だけでなく、渡瀬や、竜尾、樋道などで調査を行った。

 

・飛渡瀬

 ここでは「ヨザン」、「ハカンキワ」、「道条(ドウジョウ)」、「シモ」、「クジュウダ」という、しこ名があることがわかった。

 

・竜尾

 地図では柳島となっている地域のまわりでこの地図はおかしいという意見があった。柳島はもう少し下の方にあるらしい。ここの地域では、「十五(ジュウゴ)」、「二十四(ニンジュウシ)」、「二十八(ニンジュウハチ)」、「三十六(サンジュウロク)」、「一本橋」、「シンキンバシ」などの橋の名前に由来すると思われるしこ名や水路が、入り江のようになっていることから、「イイエ」(イリエがなまったもの)という名のしこ名があることがわかった。

 

・藤西

 ここは、質問をした家のとなりが区長さんの家で区長さんに話を聞いた。ここでは、しこ名はあまりわからないということで、「サンボイビ」(ビはデがなまったもの)というその付近では有名な井戸があったということや、砂でせきをつくって、川をせきとめておいて、周辺の地区に分配する「樋道ツキ」というせきがあったということ、北の方に「ヨンゴヤシキ」という竹林があり、そこで祭りがおこなわれていたというようなことがわかった。

 

・渡瀬

 ここでは、「ハチンツボ」、「ヒンガンデー」、「四本柳」などのしこ名があるということや、竜尾で調べた、十五、二十四などの数字の名前の所には別に「〜柳」というしこ名もあったということなどを聞いた。

 

・樋道

 ここでは、「鯉橋(コイハシ)」、「キタガシラ」などの飛渡瀬より地域のしこ名を聞いた。

 

 今回、しこ名の調査に行くのは、二回目だったが、そのせいもあって、一回目よりもたくさんのしこ名が聞けた。区長さんが留守だったり、いろいろ大変なこともあったが、村の人たちが調査に快く応じてくださり、とてもやりやすかった。



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