【小城郡三日月町織島立物・道辺芦田】 21班 943070後藤美奈 943071坂本敏洋 943072崎野真緒里 <立物>話者:田中秀則さん(82歳)、高塚秀幸さん(49歳)、 立物では、川のふもとを「水道下」と呼んでいる。また、中心部に集落(村)があるが、そのまわりを、「村にし」や「村うら」という言い方をしている。今は残っていなくても、「村ひがし」という呼び名もあったのではないか、と思われる。 <芦田>話者:野口為四郎さん(61歳) 芦田は、小城郡の最も東に位置するため、もとは「日の出口」と呼ばれ、今では「ひのくち」という呼び方がされている。芦田といっても、分からないこともあるそうである。また、「きれと」は堤防がよく切れていたためについた名で、「みずまち」とはその堤防が切れて、町が水びたしになっていたことからついた名だそうである。また、この他に、「まえだ」と呼ばれるところがあるそうだが、場所がはっきりしない。 芦田でも、立物でも、実際に田ん中を作っている方しか、しこ名はご存じではなかった。圃場整備からそれほどの年月を経たわけではないが、すでに、圃場整備後の小字の方が浸透しているようである。名前は知っていても、由来までご存じの方は少なかった。また、東西をきちんと定めた条里制のせいか、お宅をうかがう時などは、一番東の家とか、西に行って…、という言い方をよくされた。 |