【小城郡三日月町深町・堀江】 現地調査レポート 1SC95254竹下雅洋、 1AG96195広瀬花恵、 1AG96205本田かおり
<深町> 深町集落の世帯数は、昭和9年の「郷土調査」によると25戸になっており、そのうち農家が21戸であった。 戦後の世帯数は、昭和35年が28戸、50年が30戸、60年が37戸となっており、最近混住化の進展とともに非農家世帯が増加している。 農家戸数の戦前・戦後の推移をみると、他集落に比較し、戦前・戦後の変化があまり大きくなかったことがわかる。 深町集落も典型的な水田坦地帯であり、総経営耕地面積32.3haのうち、水田が31.9ha、普通畑が0.4haで、水田率は98.8%に達している。 作付作物の推移をみても米麦二毛作が圧倒的に多く、施設園芸を導入している農家は、イチゴ農家が3戸と、花農家が1戸である。 深町の農業生産の中で特徴的な点は、機械利用組合を組織することによって機械の過剰導入を回避していることである。
<堀江> 堀江集落は町の東部に位置し、集落の東側を平川が流れ、西側を祇園川が流れている。 両河川の合流する北部に広がる総世帯数32戸、農家戸数25戸からなる典型的な水田坦農村集落である。 地名の由来は不明であるが、古老の話によると、「堀割が集落内を通っていること」が関係しているのではないかということだ。 地勢は、水田および屋敷地が川底より低い所もあり、祇園川・平川が決壊すると、しばしば洪水に見舞われた。堀江集落の歴史は、「水害との闘い」であったということもできるし、それだけに集落のまとまりも強い。
<感想> しこ名を知っている人がなかなか見つかりませんでした。出身など、全然関係のない話をおばさん達として、あたたかみを感じました。わからない所は佐賀の図書館で調べました。よろしくお願いします。 |