花と雪:池田町霞間が渓(かまがたに)から残雪の池田山へ。

あさ行き先がちがうバスにまちがえて乗ってしまった。幸先悪い予感。 養老鉄道揖斐線。これまで乗った記憶がない。沿線花がきれい。池野駅を降りてから西へ歩く。 駅前に池田温泉行きのバス。霞間が渓にはいかない。「そう遠くないよ、じっきだわ」といわれた。 山麓の桜が見える。昭和3年天然紀念物および名勝指定。当時の木はどれほど残っているのだろう。 河川改修で谷の景観は変わったはず。名勝だからコンクリのアーチ橋は修景してあって、写真を撮る人も。 名勝なのに周囲にソーラ・電線も目立つ。これでは。 花はりっぱです。山崩れが多く、草刈り山を制限して雑木林に。そしたら桜が大きくなったと書いてあった。 鎌が谷と書くのが本当らしい。 池田山登山口、少し歩くと足がきつい。 途中であった人に見晴らしはいいのか聞いたら、ちょっとがっかりだったといっていた。 どこまで歩けるか、これからも山登りができるかどうか。試してみよう。 休みながら最初のベンチでお昼。 そこに女性二人が通りがかって、どうしてなのかイチゴをくれた。ひとつとったら五つ粒くれた。 とぼとぼ歩いていたら先ほどの女性二人に追いついた。いちごのお礼にチョコレート。ベトナムの人。 池田の森というところ、整備が進んでいる。生活環境林らしい。 焼石神社、雨乞いの池があった。御神体は焼石という巨大な石。 しめ縄が張ってある。なかなか神秘的です。 ハングライダーの飛び立ち起点が二箇所あって、そこは眼下を望める。霞間が渓も。 林道は雪で埋まっていた。池田山はずいぶん遠くに見えた。 登山口の駐車場からは伊吹山。よい形。 そこから道に入るところに訳のわからないことが書いてあって、200円入れろと書いてある。 無視したら横にいた車からじいさんが出てきて金を入れろという。 林道から行くからいいといって、迂回。 この林道は雪がいっぱいで苦労したけど、バイクのツアー5台くらいにすれ違った。 いろんな人がいるもんだ。頂上は確かにさえなかったけど、またベトナムの子たちがやってきて今度は大福餅をくれた。 彼女たちはきっと荷物を持ちすぎて重くて困っていたにちがいない。 福岡から来たといったら、わざわざこの山に!と驚いていた。ベトナムから広神戸にある会社にきて6年目。 ベトナム人がたくさん働いていて日本語が上手くならないといっていたけど、上手に聞こえた。 漢字も読めるみたい。200円払ったといっていた。あのじいさん、はずかしい。 なんとか歩いて900Mの山に登れた。 まだ何とかなるかな。帰りは彼女たちに会わなかった。その後わずかで暗くなったから心配。


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