服部英雄のホームページ
平湯福地温泉・ゆのしまの湯(天皇泉)
21,11,7〜8 松本空港はすばらしい。着陸前、左眼下に御岳、ついで乗鞍が近づき、やがて槍・穂高・ 大キレットが遠望できる。おまけに高度差の関係で直接南からは着陸しない。大きく北に 旋回して高度を下げてから着陸する。このときの美ヶ原の紅葉がまたすばらしい。欠点は スチュワーデスが見まわってきて、一番いいところでカメラの電源を切るように強要する こと。JAL経営破綻で福岡−松本便がなくなるという報道がされた。そのせいか団体で満員。 松本空港の法被を着た人もいた。この空港は一年に二度ほど利用する。なくなっては困り ます。 福治温泉のホテル焼岳には鎌倉街道シンポジウムで行ったつど入浴している。 掛け流しはウグイス湯のみ。そこにヒシャクが置いてあって飲むことができる。平湯は噴 出量一秒あたり600リットル。石灰を多く含み、一年間で数センチほども石灰華が発達 する。シンポ会場の円空庵(禅通寺)も床下スチーム暖房に温泉を引いて使っているが、 ときどき湯管がつまるそうだ。 このお湯はものすごく熱い。味はちょっと辛くてうまい。飲んだあと、こんなに濃い炭 酸カルシウム溶液を飲んで血管がつまらないかと心配になる。人間の腸というものは、そ こはうまくできているらしいが、仕組みは不明。 じつはこの温泉の、対岸にゆのしまの湯という温泉があって、飲むのに最適らしい。二 日酔いに聞くそうだ。 禅通寺和尚のお話:こどものころカサができると、半日かけてばあさまが湯治に連れてい ってくれた。地面が暖かいからヘビがいっぱいとぐろを巻いている。それをばあさまが先 ず棒きれで追い払ってから入った。これをいま村上天皇がきたことにして天皇泉という名 前にした。 ホテル焼岳とは泉源がちがうらしい。