その2 ホタル10選
2012九大イトキャン 幸の川源流(生物多様性ゾーン)のホタル
20150515夕方7時50分頃 (facebookに投稿) 学内に小川がある。サイの川という。桑原地域の灌漑水源。さいのかみという水源の湧水 量が豊富で、桑原にお嫁にいった女性は苦労知らずといわれた。それで大学も開発ができ ず、生物多様性ゾーンとして保存している。蒸し暑い日だったので、夜になってひとりで ホタルを見に。上と下と2つ、人が歩くためだけの橋があって、下の橋のあたり、(少ない ながらも)かなりいた。昼間雨だったから、あまり飛ばないのかなと思ったけれど、ちょ っと早かったようで、帰りがけには、よく飛んでいた。2012・5・28午後8時 撮影:玲玉さん 堤君と留学生の趙さんと3人で幸の川・生物多様性ゾーンへ。 川底がコンクリートだからいるのかいないのか半信半疑だったが、いた。 源流から下流、川に架かる橋は車道を含めて三つあるが、上の二つの橋の近くに数匹が飛 んでいた。少し肌寒い日だったから、多くは飛ばなかったが、生活の場の近くにいるホタ ルに感動。工学部の明かりが少し邪魔だった。
2001年夏
ことし(平成13年)はホタルを3回見た。最初(6月3日)は家族で近くの 瑞梅寺に。釣りをして、全員が釣果(ハヤ、カジカ、九州ではドンコ)を得たあ と、薄暮の中にホタルの光を待った。木の陰にホタルが見え始めたが、数が少な いような気がして、そのあと川沿いに暗闇を下った。井原山への車道の橋より下 に、多くのホタルがいた。 その週末に東京からの友人がきたので同じ場所に案内した。前回は田植えの最 中だったのか、川の水が濁っていたが、2度目の時はすっかりきれいになり、ま たダムの水の放流もあったのか、水量が増えていた。前は誰もいなかったのに、 同じ橋に、子供たちがたくさん観賞にきていた。時間が経ち、闇が増すにつれ、 ホタルが次第に数を増し、飛び交うということがよくわかった。下の橋は前より も数が少ないように思った。 その翌日かに、田染・小崎の田植えに参加した。前夜真木の極楽寺に宿を取っ たが、地元の河野先生がホタルを案内して下さった。増渕まであがる。福岡より ははるかに数が多い。川に沿って、ホタルが群となって、交互に光を点滅させる さまは、わたしは初めてみたような気がした。 自分が見たホタルで一番印象に残っているのは、学生時代、兵庫県夢前川ぞい だったと思うのだが、置塩城跡に登った帰り、真っ暗闇の中で見たホタルである。 岩波写真文庫の『姫路城』にこの城が紹介されていた。姫路に行ったついでに近 いと思っていったのだろう。現地に着いたのが夕方だった。日の長いときだから 6時か7時は過ぎていたかもしれない。暗くなるとわかってはいたが、登ってし まった。下山はしたがバスもなくなってしまい、ずいぶん長い距離を歩いたよう な気がする。暗くなると目の前、歩いてゆく前を遮るのかと思うほどに、無数の ホタルの光が乱舞していた。もう記憶は薄れたが、あれほどのホタルをみること は、たぶん今後もないだろう。神戸の友人の家に戻れたのは終電で、むろん12 時は過ぎていた。外から大声を出して呼んだら、窓から顔を出した。もう帰って こないのかと思ったといわれてしまった。回想のホタル
関東 1佐倉 下宿していた佐倉にもホタルがいた。いたといっても田んぼの中に2、3匹が いる程度の寂しいものだが、ホタルはホタル。結婚する前の妻が手のなかで光る ホタルを不思議そうに見ていた。 東海 1 上名古屋のホタル 自分は見たことはないが、郷里の上名古屋にもホタルがいたそうで、死んだ親 父の話によく出てきた。まだ城下のはずれの田園地帯だった頃、70年も80年 も前の話だ。いまは名古屋城の外堀にヒメボタルがいるそうだ。上名古屋にいた のはゲンジかヘイケだったのだろう。 関西 1 夢前川源流のホタル (上述) 九州 1福岡市石釜・曲淵のホタル 西新からホタル観賞の西鉄バスもでる。はや(関東のウグイ)もよく釣れる楽 しいところ。福岡にきて最初に見に行って、感激した。車の光がやや多い。 2前原市瑞梅寺のホタル 3豊後高田市田染・小崎のホタル (ともに上述)